超長距離通信を可能にする 特定小電力無線 Smart RF modem
公開日：2024年7月2日
最終更新日：2024年7月22日
429MHz帯 特定小電力無線 SLR-429M
サーキットデザイン社が新たに提案するSmart RF modem「SLR-429」は特定小電力無線の常識を覆す長距離通信に対応しながら、コンパクトで使いやすさを追求した新世代のRFモデムです。
従来のFSKモードでの通信に加え、低ビットレートながら長距離通信に対応する”LoRaモード”を搭載。
圧倒的な高感度により、今まで諦めていた電波の届きにくい環境でも、無線化の可能性が大きく拡がります。
SLR-429は、USBで簡単に接続できるドングルタイプと機器組込型無線モジュールタイプをラインアップ。
どちらも技術基準適合証明を取得し、すぐにご評価いただけます。
コンパクトサイズで電池駆動も可能、インターフェースはUART/USBシリアルのほか、SLR-429Mは8接点制御に対応。
Smart RF modemの特長
- 技術基準適合証明取得
- ARIB STD-T67準拠
- LoRaモードによる超長距離通信を実現
- 受信感度が高く、長距離伝送可能
- FSKモード、LoRaモードの切替可能
- UARTインターフェース対応
- 8点までの接点通信対応（SLR-429M）
※今後のアップデートで対応予定 - 低消費電力により、電池駆動可能
- サーキットデザイン社MU-1/MU-2シリーズ
同様のコマンド体系 - コンパクトサイズ
応用例
- ビル内のデータ伝送、空調コントロール
- 砂防ダムの土石流検知センサー監視
- 河川やダムの水位情報監視、水門の開閉
- 水田の水温、水位監視
- ビニールハウスの温度、湿度などの監視、制御
- 地下やマンホール内からのセンサーデータの伝送
- トンネルや橋梁の状態測定観測
主な仕様
| 項目 | 仕様 |
| 適合規格 | ARIB 標準規格 STD-T67 |
| 使用周波数 | 429.25～429.7375MHz,CH間隔12.5KHzの40波 |
| 空中線電力 | 10mW 以下 |
| 通信方式 | 単信または単向 |
| 電波形式 | F1D |
| 変調方式 | 2値FSK または LoRa |
| 無線間通信速度 | 4800bps(FSK) または 15～245bps（LoRaでの実質速度、chipレートによる） |
| 受信感度 | -118dBm以下(FSK)、-135～-150dBm以下(LoRa) |
| 制御接点数 | 8点 |
| 動作保証電圧範囲 | 3.3～5.5V |
| 動作電流 | TX:29mA(Typ),RX:17mA(Typ) |
| 付属アンテナ | 1/4λ ホイップアンテナ |
| 他使用可能アンテナ | 日本アンテナ製 BR-450,その他、お問い合わせください。 |
| 外形寸法 | 40×29×6.2㎜（±0.3）（アンテナ・突起部含まず） |
LoRaモードによる通信距離試験
LoRaモードによる通信距離試験①
サーキットデザイン社周辺での距離試験例
LoRaモードによる通信距離試験②
マンホール内からの通信試験例
Smart RF modem 評価キット
評価用ループバック テスト クイックスタート動画
デモ動画の資料を、PDFデータ(892KB)でダウンロードできます。
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※仕様、外観等については、製造元の最新情報をご確認ください。
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